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(海港検疫法中改正法律)
法令番号: 法律第三十三號
公布年月日: 大正11年4月11日
法令の形式: 法律
被改正法
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改正:
海港検疫法
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル海港檢疫法中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
攝政名
大正十一年四月十日
內閣總理大臣 子爵 高橋是淸
內務大臣 床次竹二郞
法律第三十三號
海港檢疫法中左ノ通改正ス
第一條中「及臺灣」ヲ削ル
第一條ノ二
傳染病ノ病原體保有者ハ此ノ法律ノ適用ニ付テハ之ヲ傳染病患者ト看做ス
第二條中「及臺灣」ヲ削リ「傳染病患者ヲ發生シタルトキハ」ヲ「傳染病患者若ハ死者又ハ傳染病毒ニ汚染シ若ハ汚染シタル疑アルコトヲ發見シタルモノハ」ニ改メ同條第一項ニ左ノ但書ヲ加フ
但シ港外ニ於テ檢疫ヲ受ケ難キ事由アル場合ニ於テハ檢疫官吏ノ指示シタル場所ニ於テ檢疫ヲ受クルコトヲ得
第四條中「及臺灣」ヲ削リ「傳染病毒ニ汚染シタル疑」ヲ「傳染病毒ニ汚染シ若ハ汚染シタル疑」ニ、「患者發見ノ時ヨリ」ヲ「傳染病患者若ハ死者又ハ傳染病毒ニ汚染シ若ハ汚染シタル疑アルコトヲ發見シタル時ヨリ」ニ改ム
第五條中「及臺灣」ヲ削リ「傳染病患者ヲ發生シタルモノハ」ヲ「傳染病患者若ハ死者又ハ傳染病毒ニ汚染シ若ハ汚染シタル疑アルコトヲ發見シタルモノハ」ニ改ム
第六條中「患者死者」ノ下ニ「又ハ物件」ヲ、「鼠族」ノ下ニ「、昆蟲等」ヲ加ヘ「若ハ其ノ船舶ニ傳染病毒ノ汚染シタル疑」ヲ「其ノ他傳染病毒ニ汚染シ若ハ汚染シタル疑」ニ、「傳染病患者ヲ發生スルトキハ更ニ第一號ノ規定ニ依リ」ヲ「傳染病患者若ハ死者又ハ傳染病毒ニ汚染シ若ハ汚染シタル疑アルコトヲ發見シタルトキハ更ニ第一號ノ規定ニ準シテ」ニ、「患者アルトキハ」ヲ「患者アルトキ又ハ傳染病ノ病原檢査上必要アルトキニ限リ」ニ改メ同條ニ左ノ一項ヲ加フ
檢疫官吏ハ船舶ヲシテ前項ノ消毒方法又ハ鼠族、昆蟲等ノ驅除ヲ施行セシムルコトヲ得
第七條ニ左ノ一項ヲ加フ
入港後前條第一項第五號ノ規定ニ依リ停船ヲ命セラレタル船舶ハ檢疫官吏ノ許可ヲ受クルニ非レハ陸地又ハ他船ト交通シ船客乘組員ノ上陸、物件ノ陸揚ヲ爲スコトヲ得ス
第九條中「鼠族ノ驅除ハ檢疫官吏之ヲ施行シ」ヲ「鼠族、昆蟲等ノ驅除ヲ檢疫官吏カ施行スル場合ニ於テハ」ニ改メ同條第二項中「鼠族」ノ下ニ「、昆蟲等ノ」ヲ加フ
第十一條中「五十圓以上五百圓以下ノ罰金」ヲ「二千圓以下ノ罰金」ニ改ム
第十二條中「二十圓以上二百圓以下ノ罰金」ヲ「五百圓以下ノ罰金」ニ、「五十圓以上五百圓以下ノ罰金」ヲ「千圓以下ノ罰金」ニ改ム
第十二條ノ二
此ノ法律ハ朝鮮臺灣又ハ樺太ヨリ來ル船舶ノ檢疫ニ關シ之ヲ準用ス
第十二條ノ三
朝鮮臺灣又ハ樺太ヨリ來ル船舶、內務大臣ノ指定スル海外諸港ヨリ來ル船舶及此ノ法律ヲ適用シ難キ船舶ニ對スル檢疫ニ關シテハ命令ヲ以テ別段ノ規定ヲ爲スコトヲ得
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル海港検疫法中改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
摂政名
大正十一年四月十日
内閣総理大臣 子爵 高橋是清
内務大臣 床次竹二郎
法律第三十三号
海港検疫法中左ノ通改正ス
第一条中「及台湾」ヲ削ル
第一条ノ二
伝染病ノ病原体保有者ハ此ノ法律ノ適用ニ付テハ之ヲ伝染病患者ト看做ス
第二条中「及台湾」ヲ削リ「伝染病患者ヲ発生シタルトキハ」ヲ「伝染病患者若ハ死者又ハ伝染病毒ニ汚染シ若ハ汚染シタル疑アルコトヲ発見シタルモノハ」ニ改メ同条第一項ニ左ノ但書ヲ加フ
但シ港外ニ於テ検疫ヲ受ケ難キ事由アル場合ニ於テハ検疫官吏ノ指示シタル場所ニ於テ検疫ヲ受クルコトヲ得
第四条中「及台湾」ヲ削リ「伝染病毒ニ汚染シタル疑」ヲ「伝染病毒ニ汚染シ若ハ汚染シタル疑」ニ、「患者発見ノ時ヨリ」ヲ「伝染病患者若ハ死者又ハ伝染病毒ニ汚染シ若ハ汚染シタル疑アルコトヲ発見シタル時ヨリ」ニ改ム
第五条中「及台湾」ヲ削リ「伝染病患者ヲ発生シタルモノハ」ヲ「伝染病患者若ハ死者又ハ伝染病毒ニ汚染シ若ハ汚染シタル疑アルコトヲ発見シタルモノハ」ニ改ム
第六条中「患者死者」ノ下ニ「又ハ物件」ヲ、「鼠族」ノ下ニ「、昆虫等」ヲ加ヘ「若ハ其ノ船舶ニ伝染病毒ノ汚染シタル疑」ヲ「其ノ他伝染病毒ニ汚染シ若ハ汚染シタル疑」ニ、「伝染病患者ヲ発生スルトキハ更ニ第一号ノ規定ニ依リ」ヲ「伝染病患者若ハ死者又ハ伝染病毒ニ汚染シ若ハ汚染シタル疑アルコトヲ発見シタルトキハ更ニ第一号ノ規定ニ準シテ」ニ、「患者アルトキハ」ヲ「患者アルトキ又ハ伝染病ノ病原検査上必要アルトキニ限リ」ニ改メ同条ニ左ノ一項ヲ加フ
検疫官吏ハ船舶ヲシテ前項ノ消毒方法又ハ鼠族、昆虫等ノ駆除ヲ施行セシムルコトヲ得
第七条ニ左ノ一項ヲ加フ
入港後前条第一項第五号ノ規定ニ依リ停船ヲ命セラレタル船舶ハ検疫官吏ノ許可ヲ受クルニ非レハ陸地又ハ他船ト交通シ船客乗組員ノ上陸、物件ノ陸揚ヲ為スコトヲ得ス
第九条中「鼠族ノ駆除ハ検疫官吏之ヲ施行シ」ヲ「鼠族、昆虫等ノ駆除ヲ検疫官吏カ施行スル場合ニ於テハ」ニ改メ同条第二項中「鼠族」ノ下ニ「、昆虫等ノ」ヲ加フ
第十一条中「五十円以上五百円以下ノ罰金」ヲ「二千円以下ノ罰金」ニ改ム
第十二条中「二十円以上二百円以下ノ罰金」ヲ「五百円以下ノ罰金」ニ、「五十円以上五百円以下ノ罰金」ヲ「千円以下ノ罰金」ニ改ム
第十二条ノ二
此ノ法律ハ朝鮮台湾又ハ樺太ヨリ来ル船舶ノ検疫ニ関シ之ヲ準用ス
第十二条ノ三
朝鮮台湾又ハ樺太ヨリ来ル船舶、内務大臣ノ指定スル海外諸港ヨリ来ル船舶及此ノ法律ヲ適用シ難キ船舶ニ対スル検疫ニ関シテハ命令ヲ以テ別段ノ規定ヲ為スコトヲ得
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
本文
詳細・沿革