大湯鉄道(大分駅から小野屋間の13.6マイル)は、鉄道省線の久留米・大分間の第一工区が近く開業するため、省線との直通運転の必要性から買収する。魚沼鉄道(来迎寺から小千谷間の8.1マイル)は、上越北線開業により経営が打撃を受け営業廃止補償を申請してきたが、地方産業上・軍事上の観点から廃止は不適当であり、また鉄道省予定線の来迎寺・岩沢間の一部に該当するため、鉄道省での経営が必要である。この両鉄道の買収のための公債発行を提案する。
参照した発言: 第45回帝国議会 衆議院 本会議 第22号