高等諸学校の創設及び拡張費用として2,450万円を6カ年度にわたって支出する計画を実施するため、御下賜金1,000万円と借入金・公債3,450万円を財源とすることを定めるものである。これは大正8年度追加予算の一環として、高等教育機関の設備拡充を図るための法案である。教育行政における教官の待遇改善や高等諸学校の増設という緊急の必要性に応えるため、この財源確保の法的根拠を設けることを目的としている。
参照した発言: 第41回帝国議会 衆議院 本会議 第14号