明治43年に定められた北海道拓殖十五年計画の実績が予期通りに上がらないため、計画を改正することとなった。その中で交通機関の整備を最重要課題とし、特に鉄道建設の速成を図るため、根室線外二線の工事を繰り上げ、さらに旭川線外四線も新たに繰り上げることとした。これらの工事を急ぐために必要な公債の利子を一般会計から鉄道特別会計に組み入れ、北海道の拓殖事業の促進を図ることを目的としている。
参照した発言: 第39回帝国議会 衆議院 本会議 第3号