造幣局の設備が明治21年以来更新されておらず、現在の地金銀の吹替需要に十分対応できていない。休日廃止や夜業で辛うじて対応している状況で、民間から引き上げた旧貨幣の精製も必要だが、それも現状では対応できない。そのため、新たな機械を導入し設備を拡張することで、時勢の要求に応えることが必要と判断し、本法案を提出することとなった。
参照した発言: 第37回帝国議会 衆議院 本会議 第8号