森林組合令
法令番号: 勅令第三百四十八號
公布年月日: 明治40年12月26日
法令の形式: 勅令
朕森林組合令ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十年十二月二十五日
內閣總理大臣 侯爵 西園寺公望
農商務大臣 松岡康毅
勅令第三百四十八號
森林組合令
第一條 本令ニ於テ組合ト稱スルハ森林法第五章ニ依リ設立スル森林組合ヲ謂フ
第二條 組合ハ其ノ名稱中ニ森林組合ナル文字ヲ用ウヘシ
第三條 組合ノ住所ハ其ノ主タル事務所ノ所在地ニ在ルモノトス
第四條 組合ノ定款ニハ森林法及本令ニ規定アルモノノ外左ノ事項ヲ記載スヘシ
一 役員ニ關スル規定
二 會議ニ關スル規定
三 組合員ノ議決權ニ關スル規定
四 財產ノ管理又ハ處分ノ方法ヲ定メタルトキハ其ノ方法
五 組合員ノ義務ニ違反セル場合ニ於ケル違約金ニ關スル規定ヲ定メタルトキハ其ノ規定
六 森林ノ主伐收益ヲ爲ス組合ニ在リテハ立竹木ノ權利及產物ノ處分竝收益分配ニ關スル規定
第五條 定款ノ變更ハ總會ノ決議ニ依ルヘシ
前項ノ總會ニハ總組合員ノ三分ノ二以上ニシテ總議決權ノ三分ノ二以上ニ當ル組合員ノ出席アルコトヲ要ス
第六條 組合設立ノ登記ハ其ノ設立ノ日ヨリ二週間內ニ各事務所ノ所在地ニ於テ之ヲ爲スヘシ
登記スヘキ事項左ノ如シ
一 森林法第六十八條第一項ニ揭クル事項
二 設立許可ノ年月日
三 理事及監事ノ氏名、住所
前項ニ揭クル事項ニ變更ヲ生シタルトキハ二週間內ニ其ノ登記ヲ爲スヘシ登記前ニ在リテハ其ノ變更ヲ以テ第三者ニ對抗スルコトヲ得ス
第七條 民法第四十五條第三項及第四十八條ノ規定ハ之ヲ組合ニ準用ス但シ同規定中一週間ノ期間ハ之ヲ二週間トス
第八條 前二條ニ依リ登記スヘキ事項ニシテ官廳ノ許可又ハ認可ヲ要スルモノニ付テハ其ノ許可書又ハ認可書ノ到達シタル時ヨリ登記ノ期間ヲ起算ス
第九條 森林法又ハ之ニ基キテ發スル命令ノ規定ニ依リ組合員タル森林所有者ニ於テ又ハ之ニ對シテ爲スヘキ手續其ノ他ノ行爲ニシテ其ノ組合ノ事業ニ關スルモノニ付テハ其ノ組合ハ組合員ヲ代表ス
第十條 森林所有者ノ承繼人ハ其ノ承繼シタル權利ノ限度ニ於テ被承繼人カ組合員トシテ有スル權利義務ヲ承繼ス
前項ノ規定ハ新ニ森林法第二條ニ依リ森林所有者ト爲リタル者又ハ其ノ權利消滅ニ因リテ森林所有者タルモノニ之ヲ準用ス
前二項ノ場合ニ於テハ組合ニ通知ヲ爲スニ非サレハ權利義務ノ承繼ヲ以テ組合ニ對抗スルコトヲ得ス
第一項及第二項ノ規定ニ依リ利益ヲ受ケタル者ハ損失ヲ受ケタル者ニ對シ其ノ利益ノ限度ニ於テ之ヲ補償スヘシ
第十一條 組合員ニ於テ地區內ノ森林ヲ森林以外ノ土地ト爲シタルトキ又ハ地區內ニ於ケル森林以外ノ土地ヲ新ニ森林ト爲シタルトキハ組合ニ之ヲ通知スヘシ
第十二條 組合員カ地區內ノ森林ヲ森林以外ノ土地ト爲シタルトキニ於テ組合ト該組合員トノ間ノ計算ハ定款ヲ以テ之ヲ定ム
地區ヲ減少セル場合ニ於テ其ノ減少セル區域內ノ森林ノ屬スル組合員ト組合トノ間ノ計算ニ付テモ亦前項ニ同シ
第十三條 組合ハ定款及總會ノ決議錄ヲ各事務所ニ備置クヘシ
組合ハ組合員名簿、財產目錄、事業報吿書及決算書ヲ主タル事務所ニ備置クヘシ
事業ノ計劃書、設計書、貸借對照表、事業成績書又ハ損益分配計算書ヲ作成シタル場合ニ於テハ其ノ書類ニ付亦前項ニ同シ
前三項ノ書類ノ記載事項ニ變更アリタルトキハ遲滯ナク之ヲ訂正スヘシ
第十四條 組合ハ組合員ヨリ前條ノ書類ノ閱覽ヲ求メタルトキハ之ヲ拒ムコトヲ得ス組合ノ債權者其ノ他利害關係ヲ有スル者事業計劃書、設計書及事業成績書ヲ除クノ外前條ノ書類ノ閱覽ヲ求メタルトキ亦同シ
第十五條 組合員名簿ニハ左ノ事項ヲ記載スヘシ
一 組合員ノ氏名又ハ名稱及住所
二 組合員ニ屬スル森林ノ所在、地番及面積
三 森林法第二條ニ依ル森林所有者ニ付テハ其ノ權利ノ種類及存續期間
四 組合員ノ出資又ハ費用分擔ノ割合
五 森林ノ主伐收益ヲ爲ス組合ニ在リテハ組合員ニ對スル收益分配ノ割合
第十六條 左ニ揭クル事項ハ總會ノ決議ヲ經ヘシ但シ定款ニ別段ノ定アルトキハ此ノ限ニ在ラス
一 經費ノ收支豫算
二 起債
三 重要ナル權利ノ處分
四 事業ノ計劃、設計
五 每事業年度ニ於ケル事業ノ豫定
第十七條 組合ニハ理事及監事ヲ置クヘシ
理事及監事ハ總會ニ於テ組合員中ヨリ之ヲ選任ス但シ組合設立當時ノ理事及監事ハ定款ヲ以テ之ヲ定ム
監事ハ理事又ハ事務員ト相兼ヌルコトヲ得ス
民法施行法第二十七條ノ規定ハ組合ノ理事及監事ニ之ヲ準用ス
第十八條 理事ノ任期ハ三年以內ニ於テ監事ノ任期ハ一年以內ニ於テ定款ヲ以テ之ヲ定ム但シ任期滿了ノ時ニ於テ再選ヲ妨ケス
第十九條 理事及監事ハ何時ニテモ總會ノ決議ヲ以テ之ヲ解任スルコトヲ得
第二十條 第五條第二項ノ規定ハ理事及監事ノ選任ノ場合竝解任ノ決議ニ之ヲ準用ス
第二十一條 民法第四十四條第一項ノ規定ハ組合ニ、同法第五十二條第二項、第五十三條乃至第五十五條ノ規定ハ組合ノ理事ニ、同法第五十九條ノ規定ハ組合ノ監事ニ之ヲ準用ス
第二十二條 組合ト理事トノ利益相反スル事項ニ付テハ監事組合ヲ代表ス
理事缺ケタルトキ又ハ其ノ職務ヲ行フコト能ハサルトキハ監事其ノ職務ヲ行フ但シ其ノ期間ハ三月ヲ超ユルコトヲ得ス
前項ノ規定ニ依リ理事ノ職務ヲ行フ者ナキトキハ地方長官ハ組合員中ヨリ假理事ヲ選任シ理事ノ職務ヲ行ハシムルコトヲ得
第二十三條 組合ハ少クトモ每事業年度一囘組合員ノ通常總會ヲ開クヘシ臨時總會ハ何時ニテモ之ヲ招集スルコトヲ得
通常總會ハ財產目錄、事業報吿書及決算書ヲ調査ス貸借對照表及事業成績書ヲ作成スル組合ニ在リテハ其ノ書類ニ付亦同シ
前項ノ書類ハ通常總會ノ日ヨリ一週間前監事ニ提出スヘシ
第二十四條 總組合員ノ五分ノ一以上ニシテ總議決權ノ五分ノ一以上ニ當ル組合員カ會議ノ目的タル事項ヲ示シ總會ノ招集ヲ請求シタルトキハ組合ハ之ヲ拒ムコトヲ得ス
第二十五條 民法第六十二條、第六十四條及第六十六條ノ規定ハ組合ノ總會ニ之ヲ準用ス
第二十六條 總會ノ決議ハ本令又ハ定款ニ別段ノ定アル場合ヲ除クノ外出席シタル組合員ノ議決權ノ過半數ヲ以テ之ヲ爲ス
各組合員ノ議決權ハ一箇以上トス但シ議決權總數ノ五分ノ二ヲ超ユルコトヲ得ス
第二十七條 組合員ハ書面又ハ代理人ヲ以テ議決權ヲ行フコトヲ得此ノ場合ニ於テハ之ヲ出席ト看做ス
代理人ハ代理權ヲ證スル書面ヲ組合ニ差出スヘシ
第一項ノ規定ハ定款ニ別段ノ定アル場合ニ之ヲ適用セス
第二十八條 組合ハ命令ノ定ムル所ニ依リ總會ニ代ルヘキ總代會ヲ設クルコトヲ得
各總代ノ議決權ハ其ノ代表セル組合員ノ有スル議決權ノ數ニ依ル
總會ニ關スル規定ハ前項ノ總代會ニ之ヲ準用ス但シ總代會ニ於テハ解散又ハ合併ノ決議ヲ爲スコトヲ得ス
第二十九條 組合ノ事業年度ハ一年トス但シ定款ニ別段ノ定アルトキハ此ノ限ニ在ラス
第三十條 組合ハ左ノ事由ニ因リテ解散ス
一 定款ニ定メタル事由ノ發生
二 總會ノ決議
三 合併
四 破產
五 監督官廳ノ處分
第三十一條 合併及解散ノ決議ハ總會ニ於テ總組合員ノ三分ノ二以上出席シ總議決權ノ三分ノ二以上ノ同意アルニ非サレハ之ヲ爲スコトヲ得ス
合併及解散ノ決議ハ地方長官ノ認可ヲ受クルニ非サレハ其ノ效力ヲ生セス
第三十二條 組合カ合併ノ決議ヲ爲シタルトキハ其ノ決議ノ日ヨリ二週間內ニ財產目錄及貸借對照表ヲ作ルヘシ
組合ハ前項ノ期間內ニ其ノ債權者ニ對シ異議アラハ一定ノ期間內ニ之ヲ述フヘキ旨ヲ公吿シ且知レタル債權者ニハ各別ニ之ヲ催吿スヘシ但シ其ノ期間ハ二月ヲ下ルコトヲ得ス
第三十三條 債權者ハ前條第二項ノ期間內ニ合併ニ對シテ異議ヲ述ヘサリシトキハ之ヲ承認シタルモノト看做ス
債權者カ異議ヲ述ヘタルトキハ組合ハ之ニ辨濟ヲ爲シ又ハ相當ノ擔保ヲ供スルニ非サレハ合併ヲ爲スコトヲ得ス
第三十四條 組合カ解散シタルトキハ組合ハ合併及破產ノ場合ヲ除クノ外二週間內ニ各事務所ノ所在地ニ於テ淸算人ノ氏名、住所及解散ノ原因、年月日ノ登記ヲ爲シ且合併ノ場合ヲ除クノ外之ヲ地方長官ニ屆出ツヘシ
淸算中ニ就職シタル淸算人アルトキハ組合ハ其ノ就職後二週間內ニ其ノ氏名、住所ノ登記ヲ爲シ且之ヲ地方長官ニ屆出ツヘシ
前二項ニ依リ登記シタル事項ニ變更ヲ生シタルトキハ組合ハ二週間內ニ其ノ登記ヲ爲シ且之ヲ地方長官ニ屆出ツヘシ
第三十五條 組合カ合併ヲ爲シタルトキハ二週間內ニ各事務所ノ所在地ニ於テ合併後存續スル組合ニ付テハ變更ノ登記ヲ爲シ、合併ニ因リテ消滅シタル組合ニ付テハ解散ノ登記ヲ爲シ、合併ニ因リテ設立シタル組合ニ付テハ設立ノ登記ヲ爲スヘシ
合併後存續スル組合又ハ合併ニ因リテ設立シタル組合ハ合併ニ因リテ消滅シタル組合ノ權利義務ヲ承繼ス
第三十六條 組合カ其ノ債務ヲ完濟スルコト能ハサルニ至リタルトキハ裁判所ハ組合若ハ債權者ノ請求ニ因リ又ハ職權ヲ以テ破產ノ宣吿ヲ爲ス
前項ノ場合ニ於テ組合ハ直ニ破產宣吿ノ請求ヲ爲スヘシ
第三十七條 淸算人ハ就職後遲滯ナク財產ノ現況ヲ調査シ財產目錄及貸借對照表ヲ作リ財產處分ノ方法ヲ定メ之ヲ總會ニ提出シテ其ノ承認ヲ受クヘシ
第三十八條 淸算中ノ組合ハ組合ノ債務ヲ辨濟シ又ハ辨濟ニ必要ナル金額ヲ供託スルニ非サレハ組合財產ヲ分配スルコトヲ得ス
第三十九條 淸算事務終リタルトキハ淸算人ハ遲滯ナク決算報吿書ヲ作リ總會ノ承認ヲ受クヘシ
第四十條 淸算中ノ組合ハ淸算人就職ノ日ヨリ二月內ニ少クトモ三囘ノ公吿ヲ以テ債權者ニ對シ一定ノ期間內ニ其ノ請求ノ申出ヲ爲スヘキ旨ヲ催吿スヘシ但シ其ノ期間ハ二月ヲ下ルコトヲ得ス
前項ノ公吿ニハ債權者カ期間內ニ申出ヲ爲ササルトキハ其ノ債權ハ淸算ヨリ除斥セラルヘキ旨ヲ附記スヘシ但シ組合ハ知レタル債權者ヲ除斥スルコトヲ得ス
組合ハ知レタル債權者ニハ各別ニ其ノ申出ヲ催吿スヘシ
第四十一條 前條ノ期間後ニ申出テタル債權者ハ組合ノ債務完濟ノ後未タ歸屬權利者ニ引渡ササル財產ニ對シテノミ請求ヲ爲スコトヲ得
第四十二條 淸算中ノ組合ノ財產カ其ノ債務ヲ完濟スルニ不足ナルコト分明ナルニ至リタルトキハ組合ハ直ニ破產宣吿ノ請求ヲ爲シテ其ノ旨ヲ公吿スヘシ
淸算人カ破產管財人ニ其ノ事務ヲ引渡シタルトキハ其ノ任ヲ終リタルモノトス
本條ノ場合ニ於テ既ニ債權者ニ支拂ヒ又ハ歸屬權利者ニ引渡シタルモノアルトキハ破產管財人ハ之ヲ取戾スコトヲ得
第四十三條 組合カ前條第一項、第三十二條第二項及第四十條ノ規定ニ依リ爲スヘキ公吿ハ裁判所カ爲スヘキ登記事項ノ公吿ト同一ノ方法ヲ以テ之ヲ爲スヘシ
第四十四條 民法第七十三條乃至第七十六條、第七十八條、第八十二條及第八十三條ノ規定ハ組合ノ淸算ニ之ヲ準用ス
第四十五條 民法施行法第二條、第二十五條及非訟事件手續法第三十五條第二項、第三十六條、第百三十六條乃至第百三十八條ノ規定ハ組合ニ之ヲ準用ス
第四十六條 左ノ場合ニ於テ組合ハ命令ノ規定ニ違反シタルモノト看做ス
一 官廳又ハ總會ニ對シ不實ノ申立ヲ爲シ又ハ事實ヲ隱蔽シタルトキ
二 第十三條ノ書類ニ不正ノ記載ヲ爲シタルトキ
三 監督官廳ノ徵スル報吿ヲ差出サス、其ノ檢査ヲ拒ミ其ノ他監督官廳ノ命令又ハ處分ニ從ハサルトキ
四 第三十二條、第四十條又ハ第四十二條ニ依ル公吿ニ不正ノ記載ヲ爲シタルトキ
五 第四十條ノ期間內ニ債權者ニ辨濟ヲ爲シタルトキ
第四十七條 組合ノ登記ニ付テハ其ノ事務所所在地ノ區裁判所又ハ其ノ出張所ヲ以テ管轄登記所トス
第四十八條 各登記所ニ森林組合登記簿ヲ備フ
第四十九條 組合設立ノ登記ハ理事及監事ノ全員ノ申請ニ依リテ之ヲ爲ス
申請書ニハ定款及地方長官ノ設立許可書若ハ合併認可書又ハ其ノ認證アル謄本ヲ添附スヘシ
第五十條 事務所新設及移轉其ノ他登記事項ノ變更ノ登記ハ理事若ハ其ノ職務ヲ行フ者又ハ淸算人ノ申請ニ依リテ之ヲ爲ス
申請書ニハ登記事項ノ變更ヲ證スル書面ヲ添附シ且地方長官ノ認可ヲ要スルモノニ付テハ其ノ認可書又ハ其ノ認證アル謄本ヲ添附スヘシ
假理事カ申請ヲ爲ス場合ニ於テハ申請書ニ其ノ資格ヲ證スル書面ヲ添附スヘシ但シ前ニ登記ノ申請ヲ爲シタル假理事カ同一登記所ニ第一項ノ申請ヲ爲ス場合ニ於テハ此ノ限ニ在ラス
第五十一條 組合解散ノ登記ハ理事及監事ノ全員ノ申請ニ依リテ之ヲ爲ス
前項登記ノ申請書ニハ解散ノ事由ヲ記載シ且組合カ總會ノ決議又ハ合併ニ依リテ解散シタルトキハ地方長官ノ認可書又ハ其ノ認證アル謄本ヲ添附スヘシ
第五十二條 合併ニ依ル解散ノ登記ノ申請書ニハ第三十二條第二項ニ依ル催吿ヲ爲シタルコト、若シ異議ヲ述ヘタル債權者アルトキハ之ニ對シ辨濟ヲ爲シ又ハ擔保ヲ供シタルコトヲ證スル書面ヲ添附スヘシ
組合カ監督官廳ノ處分ニ依リテ解散シタルトキハ登記所ハ該官廳ノ囑託ニ依リテ其ノ登記ヲ爲スヘシ
第五十三條 第四十九條第一項ノ規定ハ組合ノ合併ニ依ル變更ノ登記ニ之ヲ準用ス
第五十四條 本令ノ規定ニ依リ登記シタル事項ハ裁判所ニ於テ遲滯ナク之ヲ公吿スヘシ
第五十五條 非訟事件手續法第百四十一條乃至第百五十一條、第百五十四條乃至第百五十七條及第百七十五條乃至第百七十七條ノ規定ハ組合ノ登記ニ之ヲ準用ス
附 則
本令ハ森林法施行ノ日ヨリ之ヲ施行ス
朕森林組合令ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十年十二月二十五日
内閣総理大臣 侯爵 西園寺公望
農商務大臣 松岡康毅
勅令第三百四十八号
森林組合令
第一条 本令ニ於テ組合ト称スルハ森林法第五章ニ依リ設立スル森林組合ヲ謂フ
第二条 組合ハ其ノ名称中ニ森林組合ナル文字ヲ用ウヘシ
第三条 組合ノ住所ハ其ノ主タル事務所ノ所在地ニ在ルモノトス
第四条 組合ノ定款ニハ森林法及本令ニ規定アルモノノ外左ノ事項ヲ記載スヘシ
一 役員ニ関スル規定
二 会議ニ関スル規定
三 組合員ノ議決権ニ関スル規定
四 財産ノ管理又ハ処分ノ方法ヲ定メタルトキハ其ノ方法
五 組合員ノ義務ニ違反セル場合ニ於ケル違約金ニ関スル規定ヲ定メタルトキハ其ノ規定
六 森林ノ主伐収益ヲ為ス組合ニ在リテハ立竹木ノ権利及産物ノ処分並収益分配ニ関スル規定
第五条 定款ノ変更ハ総会ノ決議ニ依ルヘシ
前項ノ総会ニハ総組合員ノ三分ノ二以上ニシテ総議決権ノ三分ノ二以上ニ当ル組合員ノ出席アルコトヲ要ス
第六条 組合設立ノ登記ハ其ノ設立ノ日ヨリ二週間内ニ各事務所ノ所在地ニ於テ之ヲ為スヘシ
登記スヘキ事項左ノ如シ
一 森林法第六十八条第一項ニ掲クル事項
二 設立許可ノ年月日
三 理事及監事ノ氏名、住所
前項ニ掲クル事項ニ変更ヲ生シタルトキハ二週間内ニ其ノ登記ヲ為スヘシ登記前ニ在リテハ其ノ変更ヲ以テ第三者ニ対抗スルコトヲ得ス
第七条 民法第四十五条第三項及第四十八条ノ規定ハ之ヲ組合ニ準用ス但シ同規定中一週間ノ期間ハ之ヲ二週間トス
第八条 前二条ニ依リ登記スヘキ事項ニシテ官庁ノ許可又ハ認可ヲ要スルモノニ付テハ其ノ許可書又ハ認可書ノ到達シタル時ヨリ登記ノ期間ヲ起算ス
第九条 森林法又ハ之ニ基キテ発スル命令ノ規定ニ依リ組合員タル森林所有者ニ於テ又ハ之ニ対シテ為スヘキ手続其ノ他ノ行為ニシテ其ノ組合ノ事業ニ関スルモノニ付テハ其ノ組合ハ組合員ヲ代表ス
第十条 森林所有者ノ承継人ハ其ノ承継シタル権利ノ限度ニ於テ被承継人カ組合員トシテ有スル権利義務ヲ承継ス
前項ノ規定ハ新ニ森林法第二条ニ依リ森林所有者ト為リタル者又ハ其ノ権利消滅ニ因リテ森林所有者タルモノニ之ヲ準用ス
前二項ノ場合ニ於テハ組合ニ通知ヲ為スニ非サレハ権利義務ノ承継ヲ以テ組合ニ対抗スルコトヲ得ス
第一項及第二項ノ規定ニ依リ利益ヲ受ケタル者ハ損失ヲ受ケタル者ニ対シ其ノ利益ノ限度ニ於テ之ヲ補償スヘシ
第十一条 組合員ニ於テ地区内ノ森林ヲ森林以外ノ土地ト為シタルトキ又ハ地区内ニ於ケル森林以外ノ土地ヲ新ニ森林ト為シタルトキハ組合ニ之ヲ通知スヘシ
第十二条 組合員カ地区内ノ森林ヲ森林以外ノ土地ト為シタルトキニ於テ組合ト該組合員トノ間ノ計算ハ定款ヲ以テ之ヲ定ム
地区ヲ減少セル場合ニ於テ其ノ減少セル区域内ノ森林ノ属スル組合員ト組合トノ間ノ計算ニ付テモ亦前項ニ同シ
第十三条 組合ハ定款及総会ノ決議録ヲ各事務所ニ備置クヘシ
組合ハ組合員名簿、財産目録、事業報告書及決算書ヲ主タル事務所ニ備置クヘシ
事業ノ計画書、設計書、貸借対照表、事業成績書又ハ損益分配計算書ヲ作成シタル場合ニ於テハ其ノ書類ニ付亦前項ニ同シ
前三項ノ書類ノ記載事項ニ変更アリタルトキハ遅滞ナク之ヲ訂正スヘシ
第十四条 組合ハ組合員ヨリ前条ノ書類ノ閲覧ヲ求メタルトキハ之ヲ拒ムコトヲ得ス組合ノ債権者其ノ他利害関係ヲ有スル者事業計画書、設計書及事業成績書ヲ除クノ外前条ノ書類ノ閲覧ヲ求メタルトキ亦同シ
第十五条 組合員名簿ニハ左ノ事項ヲ記載スヘシ
一 組合員ノ氏名又ハ名称及住所
二 組合員ニ属スル森林ノ所在、地番及面積
三 森林法第二条ニ依ル森林所有者ニ付テハ其ノ権利ノ種類及存続期間
四 組合員ノ出資又ハ費用分担ノ割合
五 森林ノ主伐収益ヲ為ス組合ニ在リテハ組合員ニ対スル収益分配ノ割合
第十六条 左ニ掲クル事項ハ総会ノ決議ヲ経ヘシ但シ定款ニ別段ノ定アルトキハ此ノ限ニ在ラス
一 経費ノ収支予算
二 起債
三 重要ナル権利ノ処分
四 事業ノ計画、設計
五 毎事業年度ニ於ケル事業ノ予定
第十七条 組合ニハ理事及監事ヲ置クヘシ
理事及監事ハ総会ニ於テ組合員中ヨリ之ヲ選任ス但シ組合設立当時ノ理事及監事ハ定款ヲ以テ之ヲ定ム
監事ハ理事又ハ事務員ト相兼ヌルコトヲ得ス
民法施行法第二十七条ノ規定ハ組合ノ理事及監事ニ之ヲ準用ス
第十八条 理事ノ任期ハ三年以内ニ於テ監事ノ任期ハ一年以内ニ於テ定款ヲ以テ之ヲ定ム但シ任期満了ノ時ニ於テ再選ヲ妨ケス
第十九条 理事及監事ハ何時ニテモ総会ノ決議ヲ以テ之ヲ解任スルコトヲ得
第二十条 第五条第二項ノ規定ハ理事及監事ノ選任ノ場合並解任ノ決議ニ之ヲ準用ス
第二十一条 民法第四十四条第一項ノ規定ハ組合ニ、同法第五十二条第二項、第五十三条乃至第五十五条ノ規定ハ組合ノ理事ニ、同法第五十九条ノ規定ハ組合ノ監事ニ之ヲ準用ス
第二十二条 組合ト理事トノ利益相反スル事項ニ付テハ監事組合ヲ代表ス
理事欠ケタルトキ又ハ其ノ職務ヲ行フコト能ハサルトキハ監事其ノ職務ヲ行フ但シ其ノ期間ハ三月ヲ超ユルコトヲ得ス
前項ノ規定ニ依リ理事ノ職務ヲ行フ者ナキトキハ地方長官ハ組合員中ヨリ仮理事ヲ選任シ理事ノ職務ヲ行ハシムルコトヲ得
第二十三条 組合ハ少クトモ毎事業年度一回組合員ノ通常総会ヲ開クヘシ臨時総会ハ何時ニテモ之ヲ招集スルコトヲ得
通常総会ハ財産目録、事業報告書及決算書ヲ調査ス貸借対照表及事業成績書ヲ作成スル組合ニ在リテハ其ノ書類ニ付亦同シ
前項ノ書類ハ通常総会ノ日ヨリ一週間前監事ニ提出スヘシ
第二十四条 総組合員ノ五分ノ一以上ニシテ総議決権ノ五分ノ一以上ニ当ル組合員カ会議ノ目的タル事項ヲ示シ総会ノ招集ヲ請求シタルトキハ組合ハ之ヲ拒ムコトヲ得ス
第二十五条 民法第六十二条、第六十四条及第六十六条ノ規定ハ組合ノ総会ニ之ヲ準用ス
第二十六条 総会ノ決議ハ本令又ハ定款ニ別段ノ定アル場合ヲ除クノ外出席シタル組合員ノ議決権ノ過半数ヲ以テ之ヲ為ス
各組合員ノ議決権ハ一箇以上トス但シ議決権総数ノ五分ノ二ヲ超ユルコトヲ得ス
第二十七条 組合員ハ書面又ハ代理人ヲ以テ議決権ヲ行フコトヲ得此ノ場合ニ於テハ之ヲ出席ト看做ス
代理人ハ代理権ヲ証スル書面ヲ組合ニ差出スヘシ
第一項ノ規定ハ定款ニ別段ノ定アル場合ニ之ヲ適用セス
第二十八条 組合ハ命令ノ定ムル所ニ依リ総会ニ代ルヘキ総代会ヲ設クルコトヲ得
各総代ノ議決権ハ其ノ代表セル組合員ノ有スル議決権ノ数ニ依ル
総会ニ関スル規定ハ前項ノ総代会ニ之ヲ準用ス但シ総代会ニ於テハ解散又ハ合併ノ決議ヲ為スコトヲ得ス
第二十九条 組合ノ事業年度ハ一年トス但シ定款ニ別段ノ定アルトキハ此ノ限ニ在ラス
第三十条 組合ハ左ノ事由ニ因リテ解散ス
一 定款ニ定メタル事由ノ発生
二 総会ノ決議
三 合併
四 破産
五 監督官庁ノ処分
第三十一条 合併及解散ノ決議ハ総会ニ於テ総組合員ノ三分ノ二以上出席シ総議決権ノ三分ノ二以上ノ同意アルニ非サレハ之ヲ為スコトヲ得ス
合併及解散ノ決議ハ地方長官ノ認可ヲ受クルニ非サレハ其ノ効力ヲ生セス
第三十二条 組合カ合併ノ決議ヲ為シタルトキハ其ノ決議ノ日ヨリ二週間内ニ財産目録及貸借対照表ヲ作ルヘシ
組合ハ前項ノ期間内ニ其ノ債権者ニ対シ異議アラハ一定ノ期間内ニ之ヲ述フヘキ旨ヲ公告シ且知レタル債権者ニハ各別ニ之ヲ催告スヘシ但シ其ノ期間ハ二月ヲ下ルコトヲ得ス
第三十三条 債権者ハ前条第二項ノ期間内ニ合併ニ対シテ異議ヲ述ヘサリシトキハ之ヲ承認シタルモノト看做ス
債権者カ異議ヲ述ヘタルトキハ組合ハ之ニ弁済ヲ為シ又ハ相当ノ担保ヲ供スルニ非サレハ合併ヲ為スコトヲ得ス
第三十四条 組合カ解散シタルトキハ組合ハ合併及破産ノ場合ヲ除クノ外二週間内ニ各事務所ノ所在地ニ於テ清算人ノ氏名、住所及解散ノ原因、年月日ノ登記ヲ為シ且合併ノ場合ヲ除クノ外之ヲ地方長官ニ届出ツヘシ
清算中ニ就職シタル清算人アルトキハ組合ハ其ノ就職後二週間内ニ其ノ氏名、住所ノ登記ヲ為シ且之ヲ地方長官ニ届出ツヘシ
前二項ニ依リ登記シタル事項ニ変更ヲ生シタルトキハ組合ハ二週間内ニ其ノ登記ヲ為シ且之ヲ地方長官ニ届出ツヘシ
第三十五条 組合カ合併ヲ為シタルトキハ二週間内ニ各事務所ノ所在地ニ於テ合併後存続スル組合ニ付テハ変更ノ登記ヲ為シ、合併ニ因リテ消滅シタル組合ニ付テハ解散ノ登記ヲ為シ、合併ニ因リテ設立シタル組合ニ付テハ設立ノ登記ヲ為スヘシ
合併後存続スル組合又ハ合併ニ因リテ設立シタル組合ハ合併ニ因リテ消滅シタル組合ノ権利義務ヲ承継ス
第三十六条 組合カ其ノ債務ヲ完済スルコト能ハサルニ至リタルトキハ裁判所ハ組合若ハ債権者ノ請求ニ因リ又ハ職権ヲ以テ破産ノ宣告ヲ為ス
前項ノ場合ニ於テ組合ハ直ニ破産宣告ノ請求ヲ為スヘシ
第三十七条 清算人ハ就職後遅滞ナク財産ノ現況ヲ調査シ財産目録及貸借対照表ヲ作リ財産処分ノ方法ヲ定メ之ヲ総会ニ提出シテ其ノ承認ヲ受クヘシ
第三十八条 清算中ノ組合ハ組合ノ債務ヲ弁済シ又ハ弁済ニ必要ナル金額ヲ供託スルニ非サレハ組合財産ヲ分配スルコトヲ得ス
第三十九条 清算事務終リタルトキハ清算人ハ遅滞ナク決算報告書ヲ作リ総会ノ承認ヲ受クヘシ
第四十条 清算中ノ組合ハ清算人就職ノ日ヨリ二月内ニ少クトモ三回ノ公告ヲ以テ債権者ニ対シ一定ノ期間内ニ其ノ請求ノ申出ヲ為スヘキ旨ヲ催告スヘシ但シ其ノ期間ハ二月ヲ下ルコトヲ得ス
前項ノ公告ニハ債権者カ期間内ニ申出ヲ為ササルトキハ其ノ債権ハ清算ヨリ除斥セラルヘキ旨ヲ附記スヘシ但シ組合ハ知レタル債権者ヲ除斥スルコトヲ得ス
組合ハ知レタル債権者ニハ各別ニ其ノ申出ヲ催告スヘシ
第四十一条 前条ノ期間後ニ申出テタル債権者ハ組合ノ債務完済ノ後未タ帰属権利者ニ引渡ササル財産ニ対シテノミ請求ヲ為スコトヲ得
第四十二条 清算中ノ組合ノ財産カ其ノ債務ヲ完済スルニ不足ナルコト分明ナルニ至リタルトキハ組合ハ直ニ破産宣告ノ請求ヲ為シテ其ノ旨ヲ公告スヘシ
清算人カ破産管財人ニ其ノ事務ヲ引渡シタルトキハ其ノ任ヲ終リタルモノトス
本条ノ場合ニ於テ既ニ債権者ニ支払ヒ又ハ帰属権利者ニ引渡シタルモノアルトキハ破産管財人ハ之ヲ取戻スコトヲ得
第四十三条 組合カ前条第一項、第三十二条第二項及第四十条ノ規定ニ依リ為スヘキ公告ハ裁判所カ為スヘキ登記事項ノ公告ト同一ノ方法ヲ以テ之ヲ為スヘシ
第四十四条 民法第七十三条乃至第七十六条、第七十八条、第八十二条及第八十三条ノ規定ハ組合ノ清算ニ之ヲ準用ス
第四十五条 民法施行法第二条、第二十五条及非訟事件手続法第三十五条第二項、第三十六条、第百三十六条乃至第百三十八条ノ規定ハ組合ニ之ヲ準用ス
第四十六条 左ノ場合ニ於テ組合ハ命令ノ規定ニ違反シタルモノト看做ス
一 官庁又ハ総会ニ対シ不実ノ申立ヲ為シ又ハ事実ヲ隠蔽シタルトキ
二 第十三条ノ書類ニ不正ノ記載ヲ為シタルトキ
三 監督官庁ノ徴スル報告ヲ差出サス、其ノ検査ヲ拒ミ其ノ他監督官庁ノ命令又ハ処分ニ従ハサルトキ
四 第三十二条、第四十条又ハ第四十二条ニ依ル公告ニ不正ノ記載ヲ為シタルトキ
五 第四十条ノ期間内ニ債権者ニ弁済ヲ為シタルトキ
第四十七条 組合ノ登記ニ付テハ其ノ事務所所在地ノ区裁判所又ハ其ノ出張所ヲ以テ管轄登記所トス
第四十八条 各登記所ニ森林組合登記簿ヲ備フ
第四十九条 組合設立ノ登記ハ理事及監事ノ全員ノ申請ニ依リテ之ヲ為ス
申請書ニハ定款及地方長官ノ設立許可書若ハ合併認可書又ハ其ノ認証アル謄本ヲ添附スヘシ
第五十条 事務所新設及移転其ノ他登記事項ノ変更ノ登記ハ理事若ハ其ノ職務ヲ行フ者又ハ清算人ノ申請ニ依リテ之ヲ為ス
申請書ニハ登記事項ノ変更ヲ証スル書面ヲ添附シ且地方長官ノ認可ヲ要スルモノニ付テハ其ノ認可書又ハ其ノ認証アル謄本ヲ添附スヘシ
仮理事カ申請ヲ為ス場合ニ於テハ申請書ニ其ノ資格ヲ証スル書面ヲ添附スヘシ但シ前ニ登記ノ申請ヲ為シタル仮理事カ同一登記所ニ第一項ノ申請ヲ為ス場合ニ於テハ此ノ限ニ在ラス
第五十一条 組合解散ノ登記ハ理事及監事ノ全員ノ申請ニ依リテ之ヲ為ス
前項登記ノ申請書ニハ解散ノ事由ヲ記載シ且組合カ総会ノ決議又ハ合併ニ依リテ解散シタルトキハ地方長官ノ認可書又ハ其ノ認証アル謄本ヲ添附スヘシ
第五十二条 合併ニ依ル解散ノ登記ノ申請書ニハ第三十二条第二項ニ依ル催告ヲ為シタルコト、若シ異議ヲ述ヘタル債権者アルトキハ之ニ対シ弁済ヲ為シ又ハ担保ヲ供シタルコトヲ証スル書面ヲ添附スヘシ
組合カ監督官庁ノ処分ニ依リテ解散シタルトキハ登記所ハ該官庁ノ嘱託ニ依リテ其ノ登記ヲ為スヘシ
第五十三条 第四十九条第一項ノ規定ハ組合ノ合併ニ依ル変更ノ登記ニ之ヲ準用ス
第五十四条 本令ノ規定ニ依リ登記シタル事項ハ裁判所ニ於テ遅滞ナク之ヲ公告スヘシ
第五十五条 非訟事件手続法第百四十一条乃至第百五十一条、第百五十四条乃至第百五十七条及第百七十五条乃至第百七十七条ノ規定ハ組合ノ登記ニ之ヲ準用ス
附 則
本令ハ森林法施行ノ日ヨリ之ヲ施行ス