判事・検事の不足が約80人に及んでおり、その欠員を早急に補充する必要があることから、司法官試補の実地修習期間を短縮する法案を提出した。本法案は既に3回ほど議院に提出され、いずれも速やかに可決された経緯がある。委員会においては、3年間という期間を「当分の内」とすべきとの意見も出されたが、討論の結果、原案通りで可決された。判検事の補充は喫緊の課題であり、本法案は極めて簡単な内容であることから、速やかな成立を期するものである。
参照した発言: 第21回帝国議会 貴族院 本会議 第8号