(陸軍給与令中改正加除ノ件)
法令番号: 勅令第二百二十七號
公布年月日: 明治35年10月14日
法令の形式: 勅令
朕陸軍給與令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十五年十月十三日
陸軍大臣 寺內正毅
勅令第二百二十七號
陸軍給與令中左ノ通改正ス
第八條ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ憲兵加俸及通譯加俸ハ憲兵准士官ニモ之ヲ給ス
第十三條 懲治隊附ノ者ニハ准士官以上俸給五分ノ一、下士以下給料三分ノ一ヲ加給ス
第十七條中「歸著ノ期ニ後レタルトキ」ノ下ニ「又ハ生死分明ナラサルトキ」ヲ加フ
第二十一條第二項ヲ左ノ如ク改ム
士官候補生、幼年學校官費生同特待生ニハ在校中入病院中ヲ除ク增賄料ヲ給ス其ノ定額ハ第九表ニ依ル
第二十七條中「諸學校」ノ上ニ「懲治隊、」ヲ「交付シ」ノ下ニ「隊長」ヲ加フ
第三十三條中「軍隊」ノ下ニ「、懲治隊」ヲ加フ
第三十四條第二號中「軍樂隊」ノ下ニ「懲治隊、」ヲ加フ
第三十六條第二項中「諸學校」ノ上ニ「懲治隊」ヲ「交付シ」ノ下ニ「隊長若ハ」ヲ加フ
第四十七條 軍隊旅行、演習旅行又ハ陣營移轉ノトキハ第二十一表ノ增飼ヲ給スルコトヲ得
前項ノ增飼ハ繫畜料ヲ給スル者ニ在リテハ代金ヲ以テ給スルコトヲ得
第二表中「丙」ノ橫畫ヲ削ル
第三表甲中一、二等卒欄ノ次ニ左ノ一欄ヲ加フ
懲治卒
六十錢
第六表ニ左ノ備考ヲ加フ
備考
憲兵准士官ノ憲兵加俸ハ憲兵下士ノ額ニ依ル
第九表中備考第二項ヲ削ル
第十一表中「重營倉ニ處セラレタル者」及「輕營倉ニ處セラレタル者」ノ兩欄內「五合」ヲ「六合」ニ改メ備考ニ左ノ一項ヲ加フ
一監獄ニ於テ在監人十五名以下ナルトキハ別ニ庖廚雜費トシテ一日金十錢ヲ交付ス
第十八表中「鐵道大隊」ノ下ニ「、懲治隊」ヲ加フ
第十九表中鐵道大隊橫畫ノ下ニ左ノ橫畫ヲ加フ
懲治隊
第二十一表中增繫畜料ノ橫畫ヲ削リ增飼ノ橫畫內「一升」ヲ「一升二合以內」ニ改ム
第二十五表備考中ニ左ノ一項ヲ加フ
要塞砲兵隊中隊馬ヲ有スル大隊ハ野戰砲兵隊ノ野砲ノ額ニ依ル
第二十七表要塞砲兵隊ノ欄內「每一馬」ノ橫畫中ニ「四十錢九厘」ヲ加フ
附 則
本令第二表第二十五表第二十七表中ノ改正ハ明治三十五年十一月一日ヨリ之ヲ施行ス
朕陸軍給与令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十五年十月十三日
陸軍大臣 寺内正毅
勅令第二百二十七号
陸軍給与令中左ノ通改正ス
第八条ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ憲兵加俸及通訳加俸ハ憲兵准士官ニモ之ヲ給ス
第十三条 懲治隊附ノ者ニハ准士官以上俸給五分ノ一、下士以下給料三分ノ一ヲ加給ス
第十七条中「帰著ノ期ニ後レタルトキ」ノ下ニ「又ハ生死分明ナラサルトキ」ヲ加フ
第二十一条第二項ヲ左ノ如ク改ム
士官候補生、幼年学校官費生同特待生ニハ在校中入病院中ヲ除ク増賄料ヲ給ス其ノ定額ハ第九表ニ依ル
第二十七条中「諸学校」ノ上ニ「懲治隊、」ヲ「交付シ」ノ下ニ「隊長」ヲ加フ
第三十三条中「軍隊」ノ下ニ「、懲治隊」ヲ加フ
第三十四条第二号中「軍楽隊」ノ下ニ「懲治隊、」ヲ加フ
第三十六条第二項中「諸学校」ノ上ニ「懲治隊」ヲ「交付シ」ノ下ニ「隊長若ハ」ヲ加フ
第四十七条 軍隊旅行、演習旅行又ハ陣営移転ノトキハ第二十一表ノ増飼ヲ給スルコトヲ得
前項ノ増飼ハ繋畜料ヲ給スル者ニ在リテハ代金ヲ以テ給スルコトヲ得
第二表中「丙」ノ横画ヲ削ル
第三表甲中一、二等卒欄ノ次ニ左ノ一欄ヲ加フ
懲治卒
六十銭
第六表ニ左ノ備考ヲ加フ
備考
憲兵准士官ノ憲兵加俸ハ憲兵下士ノ額ニ依ル
第九表中備考第二項ヲ削ル
第十一表中「重営倉ニ処セラレタル者」及「軽営倉ニ処セラレタル者」ノ両欄内「五合」ヲ「六合」ニ改メ備考ニ左ノ一項ヲ加フ
一監獄ニ於テ在監人十五名以下ナルトキハ別ニ庖厨雑費トシテ一日金十銭ヲ交付ス
第十八表中「鉄道大隊」ノ下ニ「、懲治隊」ヲ加フ
第十九表中鉄道大隊横画ノ下ニ左ノ横画ヲ加フ
懲治隊
第二十一表中増繋畜料ノ横画ヲ削リ増飼ノ横画内「一升」ヲ「一升二合以内」ニ改ム
第二十五表備考中ニ左ノ一項ヲ加フ
要塞砲兵隊中隊馬ヲ有スル大隊ハ野戦砲兵隊ノ野砲ノ額ニ依ル
第二十七表要塞砲兵隊ノ欄内「毎一馬」ノ横画中ニ「四十銭九厘」ヲ加フ
附 則
本令第二表第二十五表第二十七表中ノ改正ハ明治三十五年十一月一日ヨリ之ヲ施行ス