輸入税の改正により、コプラ(椰子油の原料)に対する課税を見直すものである。現在、コプラには加工品である椰子油と同様に従価1割の輸入関税が課されているが、これは工業立国の方針に反し、国富の増進を妨げている。コプラは石鹸製造の原料として使用される原料品であることから、その性質上、関税を免除すべきとの判断に基づき、有税から免税への変更を行うものである。この改正については政府も反対しておらず、工業振興の観点から必要な措置である。
参照した発言: 第15回帝国議会 衆議院 本会議 第12号