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本データベースについて
(陸軍給与令中改正加除ノ件)
法令番号: 勅令第四百四十三號
公布年月日: 明治32年11月30日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
陸軍給与令
国立国会図書館『官報』
国立国会図書館『法令全書』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕陸軍給與令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十二年十一月二十九日
陸軍大臣 子爵 桂太郞
勅令第四百四十三號
陸軍給與令中左ノ通改正ス
第二條第二號中「樂生」ヲ削リ第三號中「依託生徒」ノ下ニ「下士候補生學生ヲ除ク」ヲ加ヘ第五號中割註ヲ削ル
第三條
削除
第七條中「第三表」ノ下ニ「甲」ヲ加ヘ但書ヲ削ル
第八條
下士兵卒ニシテ左ノ事項ニ當ル者ニハ前條給料ノ外加俸ヲ給ス其ノ定額第一號ニ當ルトキハ第五表ニ第二號乃至第七號ニ當ルトキハ第六表ニ依ル
一
營外居住ノ者ニハ外宿加俸ヲ給ス
二
下士ニシテ現役中四箇年、六箇年若ハ八箇年ヲ經過シ營內居住ノ者ニハ年功加俸ヲ給ス
三
憲兵下士、上等兵ニハ憲兵加俸ヲ給ス
四
警備隊下士、兵卒ニシテ外泊ヲ許シタル者ニハ外泊加俸ヲ給シ二箇年以上在隊ノ下士、上等兵、看護手ニハ在隊加俸ヲ給ス但シ年功加俸ヲ給スルトキハ在隊加俸ヲ給セス
五
營內居住タル諸學校附下士ニハ學校附加俸ヲ給ス
六
一、二、三等諸工長、下士ニシテ火工掛ヲ命セラレタル者、樂手、樂手補、縫工、靴工ニハ技術加俸ヲ給ス
七
憲兵下士、上等兵ニシテ通譯ヲ命セラレタル者ニハ通譯加俸ヲ給ス
第十條中「一等軍樂長及砲兵上等監護、工兵上等監護」ヲ「樂長及上等工長」ニ改ム
第十一條
一等給、二等給、三等給及下士特別給ヲ給セラルル者ノ定員竝技術加俸、通譯加俸ノ支給區分ハ陸軍大臣之ヲ定ム
第十三條
削除
第十六條
豫備役、後備役ノ准士官以上召集中ハ在職ニ準シ俸給ヲ給ス但シ俸給ニ一、二等アルトキハ二等給ニ依ル
豫備役、後備役下士、兵卒及補充兵召集中ノ給料ハ第三表乙ニ依ル但シ部隊ノ職務ニ就キタル者ニ對シテハ現役ノ例ニ依ル
第二十條中「後レタルトキ」ノ下ニ「及禁錮中」ヲ加フ
第二十一條第二項中「獸醫學校生徒」ノ下ニ「明治三十一年以前召募ノ生徒ニ限ル」ノ割註ヲ加フ
第二十七條中「軍樂隊」ヲ削ル
第二十九條
被服ハ准士官以上及營外居住ノ下士ニ在リテハ自辨トシ營內居住下士以下及營外居住ノ兵卒ニ在リテハ官給トス
第三十條ニ左ノ一項ヲ加フ
營內居住ノ下士營外居住ニ轉スルトキハ被服一揃ヲ給ス
第三十二條
憲兵上等兵ノ被服ハ現品ヲ以テ給シ樂手補ノ被服ハ現品ト代金トニ分チ之ヲ給ス又喇叭卒ノ被服ハ代金ヲ以テ給ス其ノ員數ハ第十三表其ノ定額ハ第十六表ニ依ル但シ定員增加ノ場合ニ在リテハ前條但書ニ同シ
士官候補生、見習醫官、見習藥劑官、見習獸醫官、見習軍吏ニハ被服料ヲ給シ召集中ノ豫備役、後備役下士以下及第一補充兵竝六週間現役兵ニハ被服保續料ヲ給ス其ノ定額ハ第十七表ニ依ル
第三十四條第三號中但書ヲ削ル
第三十六條第二項中「軍樂隊」及「隊長若ハ」ヲ削ル
第三十七條
下士以下被服ノ所持定數及其ノ還納、付與竝損壞、遺失、投棄品等ノ補償ニ關スル規定ハ陸軍大臣之ヲ定ム
第七表中「一等軍樂長」ヲ「樂長」ニ「砲兵上等監護工兵上等監護」ヲ「上等工長」ニ改ム
第九表中「橫須賀」ノ下ニ「國府臺、下志津、習志野」ヲ加ヘ備考欄中「敎導團」ヲ削ル
第十表中「食鹽」ノ次ニ左ノ一畫ヲ加フ
醬油越幾斯
三匁
第十八表中「獨立大隊」、「敎導團」ノ二橫畫及「獨立中隊」ヲ削ル
第十九表中「獨立步兵大隊」、「獨立野戰砲兵大隊」、「獨立工兵中隊」、「敎導團」ノ四橫畫ヲ削リ備考ノ欄ニ左ノ一項ヲ加フ
吳要塞砲兵隊ニハ每大隊ニ病衣、襯衣、帶各二箇ヲ備附ク
第二十五表及第二十七表中「對馬警備隊」ノ縱畫ヲ削ル
第二十八表中「特務曹長二十圓」ヲ削ル
第二表乃至第六表、第八表、第十三表乃至第十六表、第二十表、第二十三表、第二十六表ヲ別表ノ如ク改ム
附 則
本令ハ明治三十二年十二月一日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現役下士以下ニシテ陸軍武官官等表改正等ノ爲本令ノ給與金額從前ノ給與金額ヨリ減少スル者ニハ月額六圓以內ノ特別增俸ヲ加給ス其ノ階級ニ應スル區分及給與期限ハ陸軍大臣之ヲ定ム
本令施行ノ際現任特務曹長ニハ現在支給ノ被服ヲ付與ス
(別表)
【表】
【表】
【表】
【表】
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朕陸軍給与令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十二年十一月二十九日
陸軍大臣 子爵 桂太郎
勅令第四百四十三号
陸軍給与令中左ノ通改正ス
第二条第二号中「楽生」ヲ削リ第三号中「依託生徒」ノ下ニ「下士候補生学生ヲ除ク」ヲ加ヘ第五号中割註ヲ削ル
第三条
削除
第七条中「第三表」ノ下ニ「甲」ヲ加ヘ但書ヲ削ル
第八条
下士兵卒ニシテ左ノ事項ニ当ル者ニハ前条給料ノ外加俸ヲ給ス其ノ定額第一号ニ当ルトキハ第五表ニ第二号乃至第七号ニ当ルトキハ第六表ニ依ル
一
営外居住ノ者ニハ外宿加俸ヲ給ス
二
下士ニシテ現役中四箇年、六箇年若ハ八箇年ヲ経過シ営内居住ノ者ニハ年功加俸ヲ給ス
三
憲兵下士、上等兵ニハ憲兵加俸ヲ給ス
四
警備隊下士、兵卒ニシテ外泊ヲ許シタル者ニハ外泊加俸ヲ給シ二箇年以上在隊ノ下士、上等兵、看護手ニハ在隊加俸ヲ給ス但シ年功加俸ヲ給スルトキハ在隊加俸ヲ給セス
五
営内居住タル諸学校附下士ニハ学校附加俸ヲ給ス
六
一、二、三等諸工長、下士ニシテ火工掛ヲ命セラレタル者、楽手、楽手補、縫工、靴工ニハ技術加俸ヲ給ス
七
憲兵下士、上等兵ニシテ通訳ヲ命セラレタル者ニハ通訳加俸ヲ給ス
第十条中「一等軍楽長及砲兵上等監護、工兵上等監護」ヲ「楽長及上等工長」ニ改ム
第十一条
一等給、二等給、三等給及下士特別給ヲ給セラルル者ノ定員並技術加俸、通訳加俸ノ支給区分ハ陸軍大臣之ヲ定ム
第十三条
削除
第十六条
予備役、後備役ノ准士官以上召集中ハ在職ニ準シ俸給ヲ給ス但シ俸給ニ一、二等アルトキハ二等給ニ依ル
予備役、後備役下士、兵卒及補充兵召集中ノ給料ハ第三表乙ニ依ル但シ部隊ノ職務ニ就キタル者ニ対シテハ現役ノ例ニ依ル
第二十条中「後レタルトキ」ノ下ニ「及禁錮中」ヲ加フ
第二十一条第二項中「獣医学校生徒」ノ下ニ「明治三十一年以前召募ノ生徒ニ限ル」ノ割註ヲ加フ
第二十七条中「軍楽隊」ヲ削ル
第二十九条
被服ハ准士官以上及営外居住ノ下士ニ在リテハ自弁トシ営内居住下士以下及営外居住ノ兵卒ニ在リテハ官給トス
第三十条ニ左ノ一項ヲ加フ
営内居住ノ下士営外居住ニ転スルトキハ被服一揃ヲ給ス
第三十二条
憲兵上等兵ノ被服ハ現品ヲ以テ給シ楽手補ノ被服ハ現品ト代金トニ分チ之ヲ給ス又喇叭卒ノ被服ハ代金ヲ以テ給ス其ノ員数ハ第十三表其ノ定額ハ第十六表ニ依ル但シ定員増加ノ場合ニ在リテハ前条但書ニ同シ
士官候補生、見習医官、見習薬剤官、見習獣医官、見習軍吏ニハ被服料ヲ給シ召集中ノ予備役、後備役下士以下及第一補充兵並六週間現役兵ニハ被服保続料ヲ給ス其ノ定額ハ第十七表ニ依ル
第三十四条第三号中但書ヲ削ル
第三十六条第二項中「軍楽隊」及「隊長若ハ」ヲ削ル
第三十七条
下士以下被服ノ所持定数及其ノ還納、付与並損壊、遺失、投棄品等ノ補償ニ関スル規定ハ陸軍大臣之ヲ定ム
第七表中「一等軍楽長」ヲ「楽長」ニ「砲兵上等監護工兵上等監護」ヲ「上等工長」ニ改ム
第九表中「横須賀」ノ下ニ「国府台、下志津、習志野」ヲ加ヘ備考欄中「教導団」ヲ削ル
第十表中「食塩」ノ次ニ左ノ一画ヲ加フ
醬油越幾斯
三匁
第十八表中「独立大隊」、「教導団」ノ二横画及「独立中隊」ヲ削ル
第十九表中「独立歩兵大隊」、「独立野戦砲兵大隊」、「独立工兵中隊」、「教導団」ノ四横画ヲ削リ備考ノ欄ニ左ノ一項ヲ加フ
呉要塞砲兵隊ニハ毎大隊ニ病衣、襯衣、帯各二箇ヲ備附ク
第二十五表及第二十七表中「対馬警備隊」ノ縦画ヲ削ル
第二十八表中「特務曹長二十円」ヲ削ル
第二表乃至第六表、第八表、第十三表乃至第十六表、第二十表、第二十三表、第二十六表ヲ別表ノ如ク改ム
附 則
本令ハ明治三十二年十二月一日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現役下士以下ニシテ陸軍武官官等表改正等ノ為本令ノ給与金額従前ノ給与金額ヨリ減少スル者ニハ月額六円以内ノ特別増俸ヲ加給ス其ノ階級ニ応スル区分及給与期限ハ陸軍大臣之ヲ定ム
本令施行ノ際現任特務曹長ニハ現在支給ノ被服ヲ付与ス
(別表)
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本文
詳細・沿革