物価高騰や社会状況の変化により、議員の職務遂行に必要な経費が増大している。現行の年間八百円の歳費では、議員が本会議や臨時会に出席するための東京滞在費などを賄うことが困難な状況である。特に資力の乏しい議員にとって、自己負担での活動継続は厳しく、議会出席にも支障をきたす恐れがある。そのため、議員が国家のために十分な職務を果たせるよう、歳費の増額が必要と判断し、本法律案を提出することとした。
参照した発言: 第13回帝国議会 衆議院 議院法中改正法律案審査特別委員会 第1号