輸入肥料のうち、重過燐酸石灰、骨粉、肉骨粉、血粉を関税免除とするための法改正である。現行法では大豆粕、鰯粕、諸油糟、骨灰、鳥糞等の主要な輸入肥料は既に免税となっているが、これらの項目は法律編纂時に輸入実績がなかったため脱漏していた。これらを免税とすることで農業の発展に寄与し、肥料価格の低減による収穫増加が期待できる。なお、昨年の重過燐酸石灰および骨粉類の輸入額は20万ドルに過ぎず、財政への影響は軽微である。
参照した発言: 第13回帝国議会 衆議院 本会議 第28号