明治19年以降、政府発行紙幣の交換を進めた結果、現在の通用額は僅かとなっている。また発行から長年経過し、紙幣の損傷も多く、取引の際に不便が生じている。通用を禁止しても流通や金融に支障をきたすことはないと判断されるため、明治32年12月31日をもって通用を停止することとしたい。
参照した発言: 第12回帝国議会 衆議院 本会議 第3号