日本研究のための歴史情報
法令データベース
本データベースについて
(陸軍省官制中改正加除ノ件)
法令番号: 勅令第三百三號
公布年月日: 明治30年9月11日
法令の形式: 勅令
被改正法
リンク
改正:
陸軍省官制
国立国会図書館『官報』
国立国会図書館『法令全書』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕陸軍省官制中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十年九月三日
內閣總理大臣 伯爵 松方正義
陸軍大臣 子爵 高島鞆之助
勅令第三百三號
陸軍省官制中左ノ通改正ス
第七條
軍務局ニ軍事課、步兵課、騎兵課、砲兵課、工兵課、兵器課ヲ置ク
第八條中「第一」ノ二字ヲ削ル
第九條
軍事課ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
編制、建制ニ關スル事項
二
動員計畫、戒嚴及徵發ニ關スル事項
三
軍隊諸勤務、敎育、演習及檢閱ニ關スル事項
四
軍紀、風紀ニ關スル事項
五
諸學校經理學校軍醫學校獸醫學校及砲兵工科學校ヲ除クニ關スル事項
六
外國駐在員ニ關スル事項
七
儀式、禮式、服制、徽章ニ關スル事項
第十條
軍務局步兵課長ハ陸軍步兵科大中佐ヲ以テ之ニ補シ其ノ下ニ課員五人ヲ置キ陸軍步兵科中少佐大尉陸軍一等軍吏ヲ以テ之ニ補ス
第十一條中「第二軍事課」ヲ「步兵課」ニ第三中「各兵科下士」ヲ「各兵科各部准士官」ニ改ム
第十二條
軍務局騎兵課長ハ陸軍騎兵科大中佐ヲ以テ之ニ補シ其ノ下ニ課員五人ヲ置キ陸軍騎兵科中少佐大尉陸軍輜重兵科中少佐陸軍獸醫監陸軍一等獸醫ヲ以テ之ニ補ス
第十三條
騎兵課ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
馬匹ノ供給、飼養、衞生、育成、保續、徵發竝牧場ニ關スル事項
二
蹄鐵ニ關スル事項
三
獸醫ノ材料ニ關スル事項
四
軍馬補充部、軍馬衞生會議及獸醫學校ニ關スル事項
五
獸醫部ノ敎育、人員補充及兵籍ニ關スル事項
六
蹄鐵術ノ敎育及各兵蹄鐵工長下長ノ補充ニ關スル事項
七
騎兵、輜重兵ノ下士以下補充ニ關スル事項
八
其ノ他騎兵、輜重兵及獸醫ニ關スル事項
第十四條中「五人」ヲ「三人」ニ改メ「一等軍吏」ノ四字ヲ削ル
第十五條
砲兵課ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
砲兵會議及砲兵工科學校ニ關スル事項
二
要塞工兵ニ關スル事項ヲ除クニ關スル事項
三
砲兵ノ下士以下補充ニ關スル事項
四
其ノ他砲兵ニ關スル事項
第十六條中「五人」ヲ「三人」ニ改メ「三等監督若クハ監督補」ノ十字ヲ削ル
第十七條
工兵課ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
要塞砲兵ニ關スル事項ヲ除クニ關スル事項
二
運輸通信、交通ニ關スル事項
三
東京防禦總督部及要塞司令部ニ關スル事項
四
工兵會議及築城部ニ關スル事項
五
工兵ノ下士以下補充ニ關スル事項
六
其ノ他工兵ニ關スル事項
第十七條ノ次ニ左ノ三條ヲ加ヘ第十八條ヲ第二十一條トシ以下順次繰リ下ク
第十八條
軍務局兵器課長ハ陸軍砲兵科大中佐ヲ以テ之ニ補シ其ノ下ニ課員五人ヲ置キ陸軍砲兵科中少佐陸軍工兵科中少佐陸軍砲兵科大尉陸軍輜重兵科大尉陸軍一等軍吏ヲ以テ之ニ補ス
第十九條
兵器課ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
兵器彈藥及兵器費ヲ以テ支辨スル器具材料ニ關スル事項
二
要塞ノ砲床ニ關スル事項
三
兵器廠及砲兵工廠ニ關スル事項
第二十條
軍務局ニ定員ノ外他ニ本職アル各兵科大中尉ノ出仕將校八名ヲ置クコトヲ得
第二十四條第二ノ次ニ左ノ如ク追加シ「三」ヲ「四」ニ改メ以下順次繰リ下ク
三
金櫃、公用行李、戰用炊具及馬匹手入具ニ關スル事項
附 則
本令ハ明治三十年九月十五日ヨリ施行ス
朕陸軍省官制中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十年九月三日
内閣総理大臣 伯爵 松方正義
陸軍大臣 子爵 高島鞆之助
勅令第三百三号
陸軍省官制中左ノ通改正ス
第七条
軍務局ニ軍事課、歩兵課、騎兵課、砲兵課、工兵課、兵器課ヲ置ク
第八条中「第一」ノ二字ヲ削ル
第九条
軍事課ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
編制、建制ニ関スル事項
二
動員計画、戒厳及徴発ニ関スル事項
三
軍隊諸勤務、教育、演習及検閲ニ関スル事項
四
軍紀、風紀ニ関スル事項
五
諸学校経理学校軍医学校獣医学校及砲兵工科学校ヲ除クニ関スル事項
六
外国駐在員ニ関スル事項
七
儀式、礼式、服制、徽章ニ関スル事項
第十条
軍務局歩兵課長ハ陸軍歩兵科大中佐ヲ以テ之ニ補シ其ノ下ニ課員五人ヲ置キ陸軍歩兵科中少佐大尉陸軍一等軍吏ヲ以テ之ニ補ス
第十一条中「第二軍事課」ヲ「歩兵課」ニ第三中「各兵科下士」ヲ「各兵科各部准士官」ニ改ム
第十二条
軍務局騎兵課長ハ陸軍騎兵科大中佐ヲ以テ之ニ補シ其ノ下ニ課員五人ヲ置キ陸軍騎兵科中少佐大尉陸軍輜重兵科中少佐陸軍獣医監陸軍一等獣医ヲ以テ之ニ補ス
第十三条
騎兵課ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
馬匹ノ供給、飼養、衛生、育成、保続、徴発並牧場ニ関スル事項
二
蹄鉄ニ関スル事項
三
獣医ノ材料ニ関スル事項
四
軍馬補充部、軍馬衛生会議及獣医学校ニ関スル事項
五
獣医部ノ教育、人員補充及兵籍ニ関スル事項
六
蹄鉄術ノ教育及各兵蹄鉄工長下長ノ補充ニ関スル事項
七
騎兵、輜重兵ノ下士以下補充ニ関スル事項
八
其ノ他騎兵、輜重兵及獣医ニ関スル事項
第十四条中「五人」ヲ「三人」ニ改メ「一等軍吏」ノ四字ヲ削ル
第十五条
砲兵課ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
砲兵会議及砲兵工科学校ニ関スル事項
二
要塞工兵ニ関スル事項ヲ除クニ関スル事項
三
砲兵ノ下士以下補充ニ関スル事項
四
其ノ他砲兵ニ関スル事項
第十六条中「五人」ヲ「三人」ニ改メ「三等監督若クハ監督補」ノ十字ヲ削ル
第十七条
工兵課ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
要塞砲兵ニ関スル事項ヲ除クニ関スル事項
二
運輸通信、交通ニ関スル事項
三
東京防禦総督部及要塞司令部ニ関スル事項
四
工兵会議及築城部ニ関スル事項
五
工兵ノ下士以下補充ニ関スル事項
六
其ノ他工兵ニ関スル事項
第十七条ノ次ニ左ノ三条ヲ加ヘ第十八条ヲ第二十一条トシ以下順次繰リ下ク
第十八条
軍務局兵器課長ハ陸軍砲兵科大中佐ヲ以テ之ニ補シ其ノ下ニ課員五人ヲ置キ陸軍砲兵科中少佐陸軍工兵科中少佐陸軍砲兵科大尉陸軍輜重兵科大尉陸軍一等軍吏ヲ以テ之ニ補ス
第十九条
兵器課ニ於テハ左ノ事務ヲ掌ル
一
兵器弾薬及兵器費ヲ以テ支弁スル器具材料ニ関スル事項
二
要塞ノ砲床ニ関スル事項
三
兵器廠及砲兵工廠ニ関スル事項
第二十条
軍務局ニ定員ノ外他ニ本職アル各兵科大中尉ノ出仕将校八名ヲ置クコトヲ得
第二十四条第二ノ次ニ左ノ如ク追加シ「三」ヲ「四」ニ改メ以下順次繰リ下ク
三
金櫃、公用行李、戦用炊具及馬匹手入具ニ関スル事項
附 則
本令ハ明治三十年九月十五日ヨリ施行ス
本文
詳細・沿革