第十五銀行は明治10年5月に創立され、営業満期となる本年5月以降も営業継続が決議された。同行の株式のうち約10万7千株が華族の世襲財産となっているが、これは旧公卿・大名の秩禄から転化して設立された銀行であることに由来する。銀行の満期に伴い世襲財産が分散することは望ましくないため、銀行の継続と共に世襲財産としての効用も継続させることを目的として本法案を提出した。
参照した発言: 第10回帝国議会 貴族院 本会議 第19号