軍備拡張に伴う兵器製造のため、東京大阪砲兵工廠の据置運転資本の増加が必要となっている。委員会では異議なく全会一致で政府案を承認した。民間での軍用羅紗製造については、現状では雨風に耐える軍用羅紗の製造が困難であり、軍備拡張に伴う需要に対応できないため、政府による製造が必要である。なお、政府は民間事業の発展を妨げるのではなく、むしろ便宜を図る方針である。
参照した発言: 第10回帝国議会 衆議院 本会議 第8号