伊予国を大阪控訴裁判所の管轄から広島控訴裁判所の管轄に変更することを提案する。その理由として、第一に、現状では松山から大阪までの距離が遠く、被告人の護送や訴訟関係者の移動に多大な時間と費用を要し、控訴権の行使が実質的に制限されている。第二に、警察・監獄の事務負担と経費が大きい。広島への変更により、移動時間は6-7時間に短縮され、護送費用も5分の1程度に削減できる。第三に、控訴期限が12日から2日に短縮され、裁判の確定が迅速化される。また、この変更は伊予国全体の住民の希望に沿うものである。
参照した発言:
第8回帝国議会 衆議院 本会議 第34号