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(徴兵事務条例中改正加除ノ件)
法令番号: 勅令第百九十六號
公布年月日: 明治27年12月1日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
徴兵事務条例
国立国会図書館『官報』
国立国会図書館『法令全書』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕樞密顧問ノ諮詢ヲ經テ徵兵事務條例中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治二十七年十一月二十七日
海軍大臣兼陸軍大臣 伯爵 西鄕從道
內務大臣 子爵 野村靖
勅令第百九十六號
徵兵事務條例中左ノ通改正ス
第四條第二項中「及騎兵隊」ノ四字ヲ削ル
第二十條削除
第二十一條中「及第二十條ノ配賦」ノ八字ヲ削ル
第二十三條第一項中「每年」ノ下ニ「戶籍簿ニ據リ徵兵適齡者ヲ取調ヘ」ノ十五字ヲ加ヘ「屆書」ノ下「ヲ戶籍簿」ノ四字ヲ削ル
第五十條第二項ヲ左ノ如ク改ム
徵兵令第二十七條ニ當リ翌年囘ト爲リタル者ハ身體檢査ヲ行ヒ更ニ隊籍ヲ定ムルモノトス但第四條ノ區域外ニ轉籍シ又ハ寄留地ニ於テ徵集ニ應ス可キ者ニシテ同條區域外ノ本籍ニ復歸シタル者ハ其ノ地ニ於テ身體檢査ヲ行ヒ隊籍ヲ定ム
第五十二條ニ左ノ但書ヲ加フ
但徵兵令第二十七條ニ當リ翌年囘ト爲リタル者其ノ年徵募事務終結前ハ此ノ限ニ在ラス
第五十四條第二項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
轉籍若クハ復歸大隊區外ニ係ルトキハ舊住地大隊區司令官ヨリ新住地大隊區司令官ニ通報ス可シ
第五十五條第一項中「其往先ヲ詳ニシ」ヲ「徵集ノ命アルトキ之ヲ通報ス可キ者ヲ定メ」ニ改メ「屆出可シ」ノ下ニ「其ノ復歸シタルトキ亦屆出可シ」ノ十四字ヲ加フ
同條第二項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
通報人正當ノ事由ナクシテ徵集ノ命ヲ通報セス若クハ其ノ通報ヲ遲緩シタルトキハ五錢以上一圓九十五錢以下ノ科料又ハ一日以上十日以下ノ拘留ニ處ス
第五十六條第一項中「豫備徵員ヲ徵集スルニハ」ノ上ニ「戰時若クハ事變ニ際シ」ノ十字ヲ加フ
第五十七條
豫備徵員ニシテ他ノ徵募區ニ轉籍シタル者翌年一月一日以後ニ係ルトキハ新舊住地徵募區最高ノ抽籤番號ヲ率トシ比例ヲ以テ相當番號ノ上位ニ列セシム但徵募年ノ十二月三十一日以前ニ轉籍豫備徵員證書附與後其ノ年十一月三十日以前ノ者モ含有スシタル者同月同日迄ニ徵集ノ命ナキトキ亦同シ
寄留地ニ於テ徵集ニ應ス可キ者本籍ニ復歸シタルトキ亦前項ノ例ニ依ル
第五十八條第一項中「豫備徵員」ノ下ニ「豫備徵員證書附與後其ノ年十一月三十日以前ノ者モ含有ス以下皆同シ」ヲ加フ
第五十九條第一項中「其往先ヲ詳ニシ」ヲ「徵集ノ命アルトキ之ヲ通報ス可キ者ヲ定メ」ニ「亦同シ」ヲ「亦屆出可シ」ニ改ム
同條第二項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
通報人正當ノ事由ナクシテ徵集ノ命ヲ通報セス若クハ其ノ通報ヲ遲緩シタルトキハ五錢以上一圓九十五錢以下ノ科料又ハ一日以上十日以下ノ拘留ニ處ス
第六十二條第一項中「其事故」ノ下ニ「繼續シテ」ノ四字ヲ加フ
附 則
本令第四條ノ改正ハ明治二十八年一月一日ヨリ施行ス
朕枢密顧問ノ諮詢ヲ経テ徴兵事務条例中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治二十七年十一月二十七日
海軍大臣兼陸軍大臣 伯爵 西郷従道
内務大臣 子爵 野村靖
勅令第百九十六号
徴兵事務条例中左ノ通改正ス
第四条第二項中「及騎兵隊」ノ四字ヲ削ル
第二十条削除
第二十一条中「及第二十条ノ配賦」ノ八字ヲ削ル
第二十三条第一項中「毎年」ノ下ニ「戸籍簿ニ拠リ徴兵適齢者ヲ取調ヘ」ノ十五字ヲ加ヘ「届書」ノ下「ヲ戸籍簿」ノ四字ヲ削ル
第五十条第二項ヲ左ノ如ク改ム
徴兵令第二十七条ニ当リ翌年回ト為リタル者ハ身体検査ヲ行ヒ更ニ隊籍ヲ定ムルモノトス但第四条ノ区域外ニ転籍シ又ハ寄留地ニ於テ徴集ニ応ス可キ者ニシテ同条区域外ノ本籍ニ復帰シタル者ハ其ノ地ニ於テ身体検査ヲ行ヒ隊籍ヲ定ム
第五十二条ニ左ノ但書ヲ加フ
但徴兵令第二十七条ニ当リ翌年回ト為リタル者其ノ年徴募事務終結前ハ此ノ限ニ在ラス
第五十四条第二項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
転籍若クハ復帰大隊区外ニ係ルトキハ旧住地大隊区司令官ヨリ新住地大隊区司令官ニ通報ス可シ
第五十五条第一項中「其往先ヲ詳ニシ」ヲ「徴集ノ命アルトキ之ヲ通報ス可キ者ヲ定メ」ニ改メ「届出可シ」ノ下ニ「其ノ復帰シタルトキ亦届出可シ」ノ十四字ヲ加フ
同条第二項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
通報人正当ノ事由ナクシテ徴集ノ命ヲ通報セス若クハ其ノ通報ヲ遅緩シタルトキハ五銭以上一円九十五銭以下ノ科料又ハ一日以上十日以下ノ拘留ニ処ス
第五十六条第一項中「予備徴員ヲ徴集スルニハ」ノ上ニ「戦時若クハ事変ニ際シ」ノ十字ヲ加フ
第五十七条
予備徴員ニシテ他ノ徴募区ニ転籍シタル者翌年一月一日以後ニ係ルトキハ新旧住地徴募区最高ノ抽籤番号ヲ率トシ比例ヲ以テ相当番号ノ上位ニ列セシム但徴募年ノ十二月三十一日以前ニ転籍予備徴員証書附与後其ノ年十一月三十日以前ノ者モ含有スシタル者同月同日迄ニ徴集ノ命ナキトキ亦同シ
寄留地ニ於テ徴集ニ応ス可キ者本籍ニ復帰シタルトキ亦前項ノ例ニ依ル
第五十八条第一項中「予備徴員」ノ下ニ「予備徴員証書附与後其ノ年十一月三十日以前ノ者モ含有ス以下皆同シ」ヲ加フ
第五十九条第一項中「其往先ヲ詳ニシ」ヲ「徴集ノ命アルトキ之ヲ通報ス可キ者ヲ定メ」ニ「亦同シ」ヲ「亦届出可シ」ニ改ム
同条第二項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
通報人正当ノ事由ナクシテ徴集ノ命ヲ通報セス若クハ其ノ通報ヲ遅緩シタルトキハ五銭以上一円九十五銭以下ノ科料又ハ一日以上十日以下ノ拘留ニ処ス
第六十二条第一項中「其事故」ノ下ニ「継続シテ」ノ四字ヲ加フ
附 則
本令第四条ノ改正ハ明治二十八年一月一日ヨリ施行ス
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