東洋の大局を保全するため、帝国は已むを得ず日露開戦に至った。この戦争目的を達成し、帝国の名誉と利益を守るためには、さらなる軍事費が必要となる。この認識は四千万の同胞が共有しており、国論は一致している。よって軍備の必要性については詳しく説明せず、提出した法案・予算案について十分な審議を尽くした上で、迅速な議案通過を望むものである。これにより、国民の公憤の所在を世界に示したい。
参照した発言: 第7回帝国議会 衆議院 本会議 第2号