東京市の飲用水道の関係から、神奈川県の西多摩、北多摩、南多摩の三郡を東京府に移管する必要が生じた。特に玉川上水は東京の水道の重要な部分を占め、新水道の水源となる。玉川は甲斐国から多摩地域を経て東京市中に至るが、管轄が異なるため水源の保護や衛生警察上の取締りが十分に行えない状況にある。また三多摩は元来一つの郡で、地形的にも利害関係も密接であり、南多摩郡のみを分割することは不便である。さらに、この移管によって人民の負担に軽重は生じず、神奈川県の規模にも問題はない。
参照した発言:
第4回帝国議会 衆議院 本会議 第40号