兵庫県下播磨国飾磨港から但馬国生野に至る区間について、従来の馬車鉄道では交通需要に対応できないため、播但鉄道会社が汽車鉄道への変更を出願した。しかし鉄道敷設法の制定により、この路線は予定線に含まれることとなり、私設会社への敷設許可には議会の協賛が必要となった。政府としては、私設鉄道条例に基づく仮免状交付の前に、予定線の私設許可について議会の協賛を得る必要があると判断。そこで本法案を提出し、適当な私設会社による敷設を可能とすることを目指すものである。
参照した発言:
第4回帝国議会 衆議院 本会議 第40号