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会計法補則
法令番号: 法律第五十七號
公布年月日: 明治23年8月4日
法令の形式: 法律
沿革
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廃止:
昭和29年5月22日 法律第121号
国立国会図書館『官報』
国立国会図書館『法令全書』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕樞密顧問ノ諮詢ヲ經テ會計法補則ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治二十三年八月二日
內閣總理大臣 伯爵 山縣有朋
內務大臣 伯爵 西鄕從道
司法大臣 伯爵 山田顯義
大藏大臣 伯爵 松方正義
陸軍大臣 伯爵 大山巖
遞信大臣 伯爵 後藤象二郞
外務大臣 子爵 靑木周藏
海軍大臣 子爵 樺山資紀
文部大臣 芳川顯正
農商務大臣 陸奧宗光
法律第五十七號
會計法補則
第一條
明治二十三年度歲出豫算中左ノ費用ハ明治二十四年度ノ豫算ニ於テ憲法第六十七條ニ規定シタル大權ニ基ケル既定ノ歲出トス
一
文武官ノ俸給及文官退官賜金
二
陸海軍軍事費憲兵費屯田兵費
三
賞勳年金及褒賞費
四
外國條約及約束ニ依レル支出
五
各廳ノ廳費及經常修繕費
第二條
帝國議會開會前ニ發布セラレタル法令ニ基ク左ノ費用ハ法律ノ結果ニ由ルノ歲出トス
一
帝國議會經費
二
裁判所竝會計檢査院經費
三
恩給扶助料罷役恤金及死傷手當
四
徵兵費
五
徵稅費證券印紙切手類製造買戾押印費鑑札製造費所得稅調査委員手當市町村ニ交付スル徵稅費滯納處分費差押物件買上代
六
囚徒費
七
遞信事業及航路標識費
八
內外國難破船費
九
沖繩縣及小笠原島地方費
十
備荒儲蓄
十一
北海道拂下土地買上代
十二
恩賞及救助費
第三條
明治二十四年度歲出豫算ニ於テ左ノ費用ハ憲法第七十六條第二項ニ規定シタル政府歲出上ノ義務トス
一
神社費
二
公債償還利子及拂手數料
三
既ニ定マレル効力アル命令ニ依リ每年各地方ニ付與スヘキ公共工事費補助及警察費聯帶支辨金
四
沖繩縣諸祿
五
既ニ定マレル効力アル命令ニ依リ航運鐵道製造殖產ノ會社及病院學校ニ付與スヘキ補助又ハ利子保證
六
雇外國人ノ俸給恩給及手當
七
法律上ノ賠償及訴訟費
八
諸拂戾金
九
國庫金取扱費
十
預金利子
十一
既約アル地所家屋借料
第四條
明治二十三年度以前ノ歲出豫算ニ於テ數年ヲ期シタル事業ニシテ明治二十四年度ニ至ルマテ未タ竣工ニ至ラサルモノハ繼續費ノ例ニ依ル
朕枢密顧問ノ諮詢ヲ経テ会計法補則ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治二十三年八月二日
内閣総理大臣 伯爵 山県有朋
内務大臣 伯爵 西郷従道
司法大臣 伯爵 山田顕義
大蔵大臣 伯爵 松方正義
陸軍大臣 伯爵 大山巌
逓信大臣 伯爵 後藤象二郎
外務大臣 子爵 青木周蔵
海軍大臣 子爵 樺山資紀
文部大臣 芳川顕正
農商務大臣 陸奥宗光
法律第五十七号
会計法補則
第一条
明治二十三年度歳出予算中左ノ費用ハ明治二十四年度ノ予算ニ於テ憲法第六十七条ニ規定シタル大権ニ基ケル既定ノ歳出トス
一
文武官ノ俸給及文官退官賜金
二
陸海軍軍事費憲兵費屯田兵費
三
賞勲年金及褒賞費
四
外国条約及約束ニ依レル支出
五
各庁ノ庁費及経常修繕費
第二条
帝国議会開会前ニ発布セラレタル法令ニ基ク左ノ費用ハ法律ノ結果ニ由ルノ歳出トス
一
帝国議会経費
二
裁判所並会計検査院経費
三
恩給扶助料罷役恤金及死傷手当
四
徴兵費
五
徴税費証券印紙切手類製造買戻押印費鑑札製造費所得税調査委員手当市町村ニ交付スル徴税費滞納処分費差押物件買上代
六
囚徒費
七
逓信事業及航路標識費
八
内外国難破船費
九
沖縄県及小笠原島地方費
十
備荒儲蓄
十一
北海道払下土地買上代
十二
恩賞及救助費
第三条
明治二十四年度歳出予算ニ於テ左ノ費用ハ憲法第七十六条第二項ニ規定シタル政府歳出上ノ義務トス
一
神社費
二
公債償還利子及払手数料
三
既ニ定マレル効力アル命令ニ依リ毎年各地方ニ付与スヘキ公共工事費補助及警察費連帯支弁金
四
沖縄県諸禄
五
既ニ定マレル効力アル命令ニ依リ航運鉄道製造殖産ノ会社及病院学校ニ付与スヘキ補助又ハ利子保証
六
雇外国人ノ俸給恩給及手当
七
法律上ノ賠償及訴訟費
八
諸払戻金
九
国庫金取扱費
十
預金利子
十一
既約アル地所家屋借料
第四条
明治二十三年度以前ノ歳出予算ニ於テ数年ヲ期シタル事業ニシテ明治二十四年度ニ至ルマテ未タ竣工ニ至ラサルモノハ継続費ノ例ニ依ル
本文
詳細・沿革