原亮三郞 (初版 [明治36(1903)年4月] の情報)
| 位階・勲等・功級 | ||
|---|---|---|
| 爵位・身分・家柄 | 東京府士族 | |
| 職業 | 日本銀行監事 | |
| 性別 | 男性 | |
| 生年月日 | 嘉永元年十月十八日 (1848) | |
| 親名・続柄 | 原亮三の子 | |
| 家族 | 妻 レイ 嘉永六年五月生岐阜縣平民加納長三郞女 | |
| 記述部分（略伝） | 君は岐阜縣人原亮三の男にして嘉永元年十月十八日を以て岐阜縣羽島郡に生る幼名を壽三郞と云ふ明治四年東京に出で藤川三溪の門に遊び後神奈川縣史生に任じ同七年權少錄に進み四小區戸長に轉じ一等學區取締を兼ね次で君主として管内に區會を開設し地方自治の基を立つ蓋し本邦區會の嚆矢なり同九年官を辭し少資を携へ橫濱辨天町通りに一小書肆を開き專ら小學教科用書を▲賣す今の金港堂之なり後居を東京に轉じ種種の出版業を營む數年ならずして其代理店天下に洽く教科書々肆中第一位を占むるに至り其富巨萬に上り名聲都下に鳴る教育の實際に於ても幹旋經營する所尠からず又各地教育會帝國大學及び各種學校に捐資する頗る多し同十九年第九十五銀行頭取に其他諸會社の重役に推選せらるゝもの多く同二十五年岐阜縣第三區より選出せられ衆議院議員となりしも政黨に偏せず別に團體を組織し力を實業奬勵の上に傾注す同二十六年金港堂を株式會社の組織となし子孫の大計を定め息亮一郞をして其社長たらしむ同三十三年日本銀行監事となる 家族は前記の外男十一郞（明治二十八年九月生）女秀（明治廿六年四月生）女てる（同廿三年八月生）及び甥忠一（明治十七年九月生亡弟忠男）同忠二（同十九年十二月生同男）あり 女みきを（明治十四年十一月生）は東京府士族巴石油株式會社取締役山口俊太郞に嫁し男亮二郞同亮五郞（明治十二年七月生）同亮六郞（明治十八年二月生）同亮七郞（明治廿年生）は分家せり | |
| 住所・電話番号 | 東京市下谷區龍泉寺町四一〇 電話本局二五二 | |
| 参照人物（親類） | 原亮一郞 | |
| 参照次数 | 1 | |
| 読み | はら りょうざぶろう | |
| 別名 | 壽三郞 | |