| 記述部分（略伝） | 君は三宮内海の長男にして天保十四年十二月二十四日を以て生る夙に勤王の志を抱き賴三樹三郞梅田源二郞等の諸氏と交を結び國事に奔走す勅使三條實美を警衞して東下し常に幕府の注目する處となり身九死の間に至りて王政維新の大業に參し偉功尠からず明治元年徵士會計官判事に任じ爾來兵部權少丞兼東京府常參事同三年兵部丞兼兵部省會計正等に歷任し同年東伏見宮英國留學仰付られしに付隨行を命ぜられ同十年外務二等書記官同十五年外務少書記官同十七年五月宮内大書記官式部官兼小松宮別當等に任じ同十九年彰仁親王殿下歐洲へ差遣さるに付隨行を仰付られ同廿年調度局長同二十一年主殿頭兼宮内書記官同二十二年式部次長兼皇后亮同二十八年式部長兼大喪使事務官に任じ同三十二年九月帝室制度調査局御用掛同三十三年二月東宮御婚儀御用掛を仰付らる同十一年六月從六位より同二十九年十二月從三位勳一等に昇叙せられ同十四年布哇皇帝陛下同十八年二月獨逸連邦國太公殿下同年五月瑞典諾威國皇帝陛下同二十年露國皇帝陛下丁抹皇帝陛下英國皇帝陛下墺國皇帝陛下土耳古國皇帝陛下暹羅皇帝陛下希臘皇帝陛下安南國皇帝陛下佛國政府より高貴なる勳章を受領し佩用することを允許せらる |
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