六四五　引揚人收容所の閉鎖又は縮小に關する覺書
一九四六年一二月一一日
1.　一九四六年五月七日附連合國最高司令官修正覺書「引揚」に關する件を參照すること。
2.　多數海外地域の集團引揚豫定が一九四六年一二月三一日までに完了する故に、引揚人收容所の縮小が望しい。
3.　日本帝國政府は：
a.　一九四七年一月一五日までに鹿兒島、浦賀及び名古屋所在收容所の閉鎖を規定し、その實施を一九四七年一月三一日までに完了すること。
b.　博多所在の收容所を一九四七年一月三一日現在にて運營停止の狀態におくこと。
c.　一九四七年一月三一日より下記各港における引揚者處理員數を指定の通り縮減し作業從事職員及び施設をも同比例にて減少すること。
港名 一日宛入港數 一日宛出港數
吳 1,500 100
佐世保 2,500 1,000
函館 1,500 0
舞鶴 1,500 0
d.　この指令の完了に關して、一九四七年二月一五日までに連合國最高司令官に報吿すること。
4.　上記第一項參照覺書の規定は從つて修正せられる。